【東方project】恋が始まる魔法 ~魔女の研究~【二次創作小説】

f:id:monhanrt3:20181009201139j:plainクッキー☆

書いてて少し想像と違うなとは思いました。

でも想像から離れすぎてもいない。そんな感じになりました。

恋したことがないという設定ですね。

東洋の西洋魔術師(紅魔郷
奇妙な魔法使い(紅魔郷
普通の黒魔術師(妖々夢永夜抄儚月抄
普通の黒魔術少女(妖々夢永夜抄
普通の魔法使い(妖々夢永夜抄萃夢想花映塚・求聞史紀・風神録・緋想天・地霊殿星蓮船・非想天則・神霊廟・輝針城・紺珠伝)
魔法使い(三月精
霧雨の魔法使い(緋想天)
普通の魔法使いさん(ダブルスポイラー
大胆小心な人間(茨歌仙)
通りすがりの魔法使い(妖精大戦争
強欲の魔法使い(神霊廟
極めて普通のマジシャン(鈴奈庵)
人間代表の魔法使い(心綺楼)
人間らしい魔法使い(輝針城)
恐怖!学校の魔法使い(深秘録)
極寒に震える魔法使い(天空璋)
高火力で星好きな魔法使い(憑依華)

 

↑主人公の1人だけあって二つ名がすごい多い。覚えれない。

いまは語尾に「ぜ」がついてるが旧作は「うふふ」っていってたらしいがはてさて。

 

 

ここは魔法の森にある霧雨魔理沙の家。

周りは文字通り森に囲まれておりその中に家が一軒だけある。

 

今日は魔理沙の家でちょっとした集まりがあり、霊夢とアリスと酒を飲んだ。

そしてその中に酒屋をやっている仲達という男がいた。

しかもよりによって仲達だけ酔い潰れて他の二人だけ帰り面倒をみることになった。

 

 

魔理沙「よいしょっ、、と。重いなあ」

 

 

仲達を持ち上げ、辛うじてベッドへと運ぶ。

口を開け、すやすやと寝る仲達を見て、ため息がでた。

 

 

魔理沙「ったく、なんで私が世話を焼くんだよ。よりによって飛べないこいつが潰れるとはなあ」

 

 

愚痴混じりに吐くが、どこかまんざらでもない様子だった。

 

 

魔理沙「こーりんとはまた人間の男って違うもんなのかな、、、?

 

 

森近霖之助。通称こーりん。

魔理沙の幼少期の世話をした香霖堂という店の主で父親がわりである。

男との関わりがあまりないため、つい比べてしまう。

 

 

魔理沙「ベッド他にないし、、、添い寝、、、になるな」

 

 

そっと仲達の隣で横になり、向かい合う。

""に興味を持ったことはなかった。

触れ合う機会もあまりなく、意識したことはなかった。

今は男と同じ屋根の下でベッドの上二人きりという状況に対して興味が湧いた。

 

 

魔理沙「男と、、、寝る、、、いや、別にやましいのはない」

 

 

それは言い訳のようで、自分に言い聞かせた。

 

 

魔理沙「恋人ってこんな感じ、、、なのか?」

 

 

仲達の寝顔を見ながら呟く。

魔理沙にそんな経験も感情もなかった。

仲達を男として見ていなかったのもあるが、緊張もしない。

 

 

魔理沙「抱きしめてみたらわかるかな?」

 

 

男と女の関係。

友人となにが違うのか、なにがきっかけでその関係になるのか。

目の前に、しかも二人ベッドで寝ている。

でも、なにか刺激のような、なにかが欲しかった。

それが仲達という""に興味があるのかわからなかった。

それを確かめるためにそっと抱きしめた。

初めての男の抱き心地、香り、体温。

少し胸がざわついた気がした。

 

 

魔理沙「、、、恋人って口づけするんだよな?」

 

 

一度自分の指で唇に触れる。

これはただの好奇心だった。

恋とはなにか?

だれも教えてくれる人はいない。

ましてや相談する気も、できる相手もいない。

今たまたま男と二人きりになり、思いついてしまっただけ。

 

 

魔理沙「、、、起きないな、、、よし」

 

 

静かに決心し、唇を近づける。

近づくと同時にゆっくり瞼を閉じた。

 

 

魔理沙「、、、んっ」

 

 

唇同士が触れる。

なぜか心臓が高鳴り、胸が苦しい。

ゆっくり口を離し、瞼を開ける。

キスしただけなのに胸が、息が、苦しい。

初めてを捧げたからなのだろうか。

 

 

 

魔理沙「はは、、、ファーストキスってやつか、、、?」

 

 

少しだけ呼吸を乱しながら起こした上体を寝かせる。

仲達の寝顔を見ながら自分の胸に手を当てる。

 

 

魔理沙「私、お前のことが好きなのかな?なんだか、緊張してきたんだぜ?お前は、、、私のことどう思ってるんだ?」

 

 

答えが返ってくるはずもない寝ている男に一人なんとなく質問をしてみた。

今その答えを求めたわけでもなかった。

 

 

 

 

眩しい朝に魔理沙は目が覚めた。

いつのまにか寝ていたようだ。

寝ている仲達にキスをしたことを思い出し、不思議な胸の高鳴りが蘇る。

 

 

魔理沙「キスって不思議だな。いつか、、、そうなるのか?」

 

 

仲達「、、、ん、、、?」

 

 

仲達は目を覚まして、上体を起こす。

 

 

仲達「キス、、、?」

 

 

魔理沙「え!?いやいやいや、そんな!なんもしてないぜ!?」

 

 

慌てる魔理沙を見て、仲達は不思議そうな顔をしながら辺りを見回し、状況を確認する。

 

 

魔理沙「と、とにかくおはよう」